古来より高麗人参を服用することにより、体の内側から働きかけて病気を治し健康な体を維持すると言われています。さまざまな病気に効くと言われ、中国では古くから医療に使用されています。
漢方の一種である高麗人参は、精力を補い、血液の生成・循環を促し新陳代謝を改善します。また、心を養い、うつ病やノイローゼにも効果を示します。内臓にも効くことが知られ、下痢・食欲不振に対して改善が期待されます。
特に、近年大きな問題として取り上げられ、人口の大多数が悩まされている頭痛・腰痛・肩こりには、接種することで血液の流れが良くなり、大きな改善が期待されます。
以前より、血栓の生成を防ぎ、善玉コレステロールを増加させ、血液の循環をスムーズにすることが知られていました。
日本では、大正・昭和時代、子供が体調を崩した時などには、おばあちゃんや近所のおばちゃんに相談すると、必ず高麗人参を含んだ温かいお茶を勧められ、そのお茶を飲んだことで体調が回復したといったことがありました。
こういった漢方治療は19世紀までは主流となっていましたが、20世紀に入り、西洋医学の進歩が活発になり、西洋薬開発技術が急速に発展しはじめました。
特に近年は、製薬会社の技術力の進歩により、さまざまな薬が開発されており、この西洋薬は、体の様々な問題点に対してピンポイントで効果を発揮します。安全面など最新の臨床試験なども実施されており、即効性の高い薬が続々と世に出てきております。
しかし一方で、副作用が怖い・薬がどうしても飲めない・なんとなく体に悪いという印象があるなど、様々な理由で薬を嫌がる人がいます。特に高齢者などは、昔ながらの治療を好む傾向があり、いくら効果の高い薬であると医者に勧められても、西洋薬を断固として受け付けない人もいます。
高齢者に限らず、人によってはまだまだ近代の薬を嫌がる人が多々いるということも事実としてあります。ピンポイントで病気を治してくれる西洋薬と違い、漢方薬は、病気に対する抵抗力を高め、体全体を整えるという役割を果たします。
効き目はゆっくりではありますが、体に優しく、高齢者などには今でも好まれています。先ほども述べたように、漢方の一種である高麗人参は体のあらゆる病気を改善させ、新陳代謝を高め、体を温めます。
冬場などでは、お鍋の具材としても活用され、人気となっています。健康野菜で、かつ、体を温めるこの素晴らしい野菜は、今年の寒い冬を乗り切れる最高のパートナーです。 子供・高齢者にも高麗人参が良いとされていて幅広い年代から愛されています。