東洋医学においては、漢方薬を飲むと一時的に体調変化が引き起こされることがあるという考えが一般的です。 高麗人参も漢方薬の一種ですから、こういった体調変化が起こる場合があります。 この変化は、弱ったりバランスが崩れている身体を正常な状態に戻すための途中に起きるもので、整体や鍼灸などの治療を受けた際に起きる「揉みかえし」と同じようなものです。 身体の悪い物を排出していることによるものなので、いわば、改善効果の過程で起きる「効果実感の兆し」のようなイメージであって副作用ではありません。 その為、「副作用が起きた」「高麗人参が合わない」と諦める必要はありません。 症状にあわせて、飲み方を工夫してみましょう。 また、飲み始めの体調変化の場合は一般的に1週間程度で治まります。 長くても1か月程度ですので、徐々に高麗人参を馴染ませましょう。 無理をせずに状況に応じて飲み方を変えるのがポイントです。 ※一般的には、この体調変化を好転反応と呼びます。 文字通り、身体が好転していく為の「変化のきっかけ」の様なものです。
具体的には下記の様な体調変化が挙げられます。 ・だるさ ・利尿作用 ・動悸 ・肌のかゆみ ・下痢 その他にも発汗や胃の不調など体調の変わり方には個人差があります。 もちろん、特に体調変化があらわれない人もいます。 ここでは、それぞれの症状別の対処法を紹介します。
基本的には下記の三つのポイントを意識しましょう。
一日あたりに摂取する量を減らしましょう。 一日2粒が基準量だったものなら、一日1粒にするなど。
摂取のタイミングを調整してみましょう。 今まで朝飲んでいた場合は、夜に変えてみるなど。
症状があまりに辛い場合は一旦やめてみるのも手です。 治まったら少量から再開して身体に馴染ませていきましょう。
上記の基本の対処でダメだった場合は、こんな対策を講じましょう。 ・胃の調子が悪くなった 粒の数を減らしてみるのがお勧めです。 また、今まで食前に飲んでいた場合は、食後にタイミングをずらしてみましょう。 ・便秘になった 夜寝る前に飲む様に、タイミングを変えてみましょう。 また、たっぷりの水で飲むのがオススメです。 ・倦怠感・眠気 夜寝る前に飲む様に、タイミングを変えてみましょう。
好転反応は副作用ではありませんから、高麗人参が身体に馴染んでくれば、自然と治まります。 そうすれば、後はじっくりと身体が快方へ向かっていく効果を実感できるでしょう。 その特徴をしっかりと理解して、体調変化を乗り越えましょう。
好転反応のあと、次々と悩みが消えた
飲み始めたばかりの頃は便の調子が悪くなったりしました。 ただ、高麗人参にはそういう体調の変わり目があるという話は友人からも聞いていたし、 お世話になっているマッサージ師さんからも話を伺っていたので、 これは効果が出る前兆なのだと思って、続けていきました。 ちなみに、変化が顕著な間は飲む量を減らしたりしました。 今思うと、この対応が良かったのかも知れませんね。 私の場合は、そこまで長引かず、一週間ほどで治まりました。 そうすると今度は、もともと高麗人参を飲む目的だった関節痛の悩みが良くなってきました。 身体の冷えも解決して、コタツに入っているのに中々指先は温まらない、ということもなくなりました。 しかも、この歳ですが、精力も回復しています。 実際に飲んでみて分かりましたが、高麗人参は本当に素晴らしい。 長寿と一生現役を目指して、今後も飲み続けます。